大人になってからわかる食育~2004.5.13の日記より~「おにぎりがやっぱ、おいしいよねー」 「うん、うん、ホント」 図書館の横の休憩所で、大学生らしき女の子が二人、話をしていた。 「私、一人暮し始めたばかりのころ、コンビニのカップラーメンを片っ端から食べてみたんだよねー」 私は、子どもの手を引っ張り、女の子たちに近づき聞き耳を立てた。 「うちって、小さいころからお母さんがね、゛カップラーメンなんて、身体に良くないから食べないの"って、ホント食べさせてくれなかったんだよね」 「あっうちの親も、そういう感じだった!」 (うちも一緒だよ) 「だからさー、たまに何かで食べた時なんて、゛こんなおいしいもの他にない!″って思ったもん。 もっと、食べさせてよーって文句つけたな」 「そうそう」 (ふふ、うちとホント一緒だ) 「そう思って、一人暮らし始めた時、パラダイス~!って好き放題。そしたら、コンビニのカップラーメンが、みんな同じ味に感じたんだ。ぜーんぜん、おいしくないの。」 「確かにー。どれもたいして、味かわんないんだよねー」 (うちの子も、こうなるといいな・・・) 「カップラーメン生活してたら、具合まで悪くなっちゃって。 ほんと親ってさー、ありがたいよねー」 「ほんと、一人暮らしして、つくづく親のありがたみ感じちゃったよ」 (そうそう、親になったら、もっとそうおもうよー) ***************************** そう、子どものころ、慣れ親しんだ「食」は大切だ。 教育しかり、「食育」 それを逆手にとった、マク○○ルドは戦略が上手い。 おもちゃと安さでつって、「子どもの舌」を洗脳している。 子どもの舌に、マク○○ルドの味を埋め込んでいるのだ。 子どものころに慣れ親しんだ味は一生忘れない。 きっと、大人になったとき、彼らは「その味」を求め、足しげくマク○○ルドに通うだろう。 今の、おじいちゃん、おばあちゃん世代は、「ハンバーガーなんて食べたくない」という。 はたして、今の子どもが同じ世代になった時はどうだろうか? うちの息子たちもいつかは、この女の子たちのように、親に感謝をする日がくるだろうか・・・? きっと、きっと、わかってくれるよね。 Be Happy! |